IgG4関連疾患とユプリズナ

IgG4関連疾患の発症機序

IgG4関連疾患の原因ははっきりわかっていませんが、血液中のIgG4が増えることに加えて、このIgG4をつくる細胞が全身の臓器に広がることで、その臓器が腫れたり硬くなったりすることが認められています1)

  • 1)難病情報センターホームページ(2025年11月現在)から引用
    難病情報センター. https://www.nanbyou.or.jp/

ユプリズナの作用機序

ユプリズナは、B細胞の表面に発現するCD19というタンパク質に、結合しやすい性質をもつヒト化抗CD19モノクローナル抗体製剤です。

ユプリズナのCD19陽性B細胞を減少させる作用により、CD19陽性B細胞から変化したIgG4をつくる形質芽細胞や形質細胞が減少すると推定されています1)

ユプリズナの作用機序(イメージ図)
  • 1)より作成
  • 1)Lanzillotta M, et al.: Mod Rheumatol. 2023; 33(2): 258-65.