モデルケース
モデルケース1

4月から投与を開始したAさんの場合では、初年度10月は、投与例a、bともに「難病医療費助成制度」に申請できませんので、高額療養費制度を利用します。投与例bは、医療費総額が33,330円を超えた月が年間3回に達したため、11月に「難病医療費助成制度」に申請できますので、次年度4月と10月は「難病医療費助成制度」を利用できます。

- *1 ステロイド治療依存性あるいは抵抗例で、治療しても臓器障害が残る(ご自身の状態が該当するかは、主治医の先生にご確認ください)。
- *2 医療費総額が月に33,330円超とは、公的医療保険で3割負担の患者さんの場合、窓口支払いが月に10,000円以上の方です。
計算例
初回投与から6ヵ月後の医療費:医療費総額10,485,912円*3の場合の負担上限額は、ひと月187,799円。
以降6ヵ月に1回投与。投与例bの次年度4月、10月の医療費:負担上限額は、ひと月20,000円。
計算式:85,800円+(10,485,912円-286,000円)×1%
【ユプリズナの薬価、用法及び用量】
薬価:100mg 10mL 1瓶349万5,304円(2026年9月現在)
用法及び用量:通常、成人には、イネビリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを初回、2週後に点滴静注し、その後、初回投与から6ヵ月後に、以降6ヵ月に1回の間隔で点滴静注する。

- *3 医療費総額は、保険適用される診察費用の総額(10割)ですが、計算例として医療費総額をユプリズナ1回投与分の薬剤費10,485,912円で負担上限額を算出しています。
- *4 投与例bのように投与開始日によっては月をまたぐこともあります。年間3回以上、IgG4関連疾患の医療費総額が月に33,330円超の場合は「軽症高額」に該当し、申請・認定後、難病医療費助成を受けられる場合もあります。難病医療費助成制度を利用した場合の負担上限額は20,000円です(難病医療費助成制度における自己負担上限額については、こちらをご覧ください)。
投与例aの場合 高額療養費制度(70歳未満・区分ウの場合)
ユプリズナの投与は、初回と2週後を除いて半年に1回(年間2回)です。そのため、投与開始の次年度を除き、医療費総額が33,330円を超えた月が年間3回未満の場合は、「軽症高額」に該当せず、難病医療費助成を受けられません。重症以外の患者さんの多くは「高額療養費制度」のみ利用することとなります。

- 注 1つの医療機関等での自己負担(院外処方代を含みます。)では上限額を超えないときでも、同じ月の別の医療機関等での自己負担(70歳未満の場合は21,000円以上であることが必要です。)を合算することができます。この合算額が上限額を超えれば、高額療養費の給付対象となります。
- 厚生労働省保険局. 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
https://www.mhlw.go.jp/content/000333280.pdf(2026年9月現在)、 - 厚生労働省. 高額療養費制度の見直しについて(令和8年8月診療分から)
https://www.mhlw.go.jp/content/001726232.pdf(2026年9月現在)より作成
モデルケース2

4月から投与を開始したBさんの場合では、初年度10月は、投与例a、bともに「難病医療費助成制度」に申請できませんので、高額療養費制度を利用します。投与例bは、医療費総額が33,330円を超えた月が年間3回に達したため、11月に「難病医療費助成制度」に申請できますので、次年度4月と10月は「難病医療費助成制度」を利用できます。

- *1 ステロイド治療依存性あるいは抵抗例で、治療しても臓器障害が残る(ご自身の状態が該当するかは、主治医の先生にご確認ください)。
- *2 医療費総額が月に33,330円超とは、後期高齢者医療保険で1割負担の患者さんの場合、窓口支払いが月に3,334円以上、2割負担では月に6,667円以上、3割負担では10,000円以上の方です。
計算例
初回投与から6ヵ月後の医療費:医療費総額10,485,912円*3の場合の負担上限額は、ひと月22,000円。
以降6ヵ月に1回投与。投与例bの次年度4月、10月の医療費:負担上限額は、ひと月10,000円。
【ユプリズナの薬価、用法及び用量】
薬価:100mg 10mL 1瓶349万5,304円(2026年9月現在)
用法及び用量:通常、成人には、イネビリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを初回、2週後に点滴静注し、その後、初回投与から6ヵ月後に、以降6ヵ月に1回の間隔で点滴静注する。

- *3 医療費総額は、保険適用される診察費用の総額(10割)ですが、計算例として医療費総額をユプリズナ1回投与分の薬剤費10,485,912円で負担上限額を算出しています。
- *4 投与例bのように投与開始日によっては月をまたぐこともあります。年間3回以上、IgG4関連疾患の医療費総額が月に33,330円超の場合は「軽症高額」に該当し、申請・認定後、難病医療費助成を受けられる場合もあります。難病医療費助成制度を利用した場合の負担上限額は10,000円です(難病医療費助成制度における自己負担上限額については、こちらをご覧ください)。
投与例aの場合 高額療養費制度(70歳以上・一般の場合)
ユプリズナの投与は、初回と2週後を除いて半年に1回(年間2回)です。そのため、投与開始の次年度を除き、医療費総額が33,330円を超えた月が年間3回未満の場合は、「軽症高額」に該当せず、難病医療費助成を受けられません。重症以外の患者さんの多くは「高額療養費制度」のみ利用することとなります。

- 注 1つの医療機関等での自己負担(院外処方代を含みます。)では上限額を超えないときでも、同じ月の別の医療機関等での自己負担を合算することができます。この合算額が上限額を超えれば、高額療養費の給付対象となります。
- 厚生労働省保険局. 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
https://www.mhlw.go.jp/content/000333280.pdf(2026年9月現在)、 - 厚生労働省. 高額療養費制度の見直しについて(令和8年8月診療分から)
https://www.mhlw.go.jp/content/001726232.pdf(2026年9月現在)より作成
モデルケース3

4月から投与を開始したCさんの場合では、過去1年以内の症状が重症になりますので、「難病医療費助成制度」に申請を行い、利用することとなります。初年度の10月は「一般」の医療費助成が受けられます。

- *1 ステロイド治療依存性あるいは抵抗例で、治療しても臓器障害が残る(ご自身の状態が該当するかは、主治医の先生にご確認ください)。
- *2 医療費総額が月に33,330円超とは、公的医療保険で3割負担の患者さんの場合、窓口支払いが月に10,000円以上の方です。
計算例
初回投与から6ヵ月後の医療費:医療費総額10,485,912円*3の場合の負担上限額は、ひと月20,000円。
以降6ヵ月に1回投与。
【ユプリズナの薬価、用法及び用量】
薬価:100mg 10mL 1瓶349万5,304円(2026年9月現在)
用法及び用量:通常、成人には、イネビリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを初回、2週後に点滴静注し、その後、初回投与から6ヵ月後に、以降6ヵ月に1回の間隔で点滴静注する。

- *3 医療費総額は、保険適用される診察費用の総額(10割)ですが、計算例として医療費総額をユプリズナ1回投与分の薬剤費10,485,912円で負担上限額を算出しています。
- *4 投与例bのように投与開始日によっては月をまたぐこともありますが、過去1年以内の症状が重症になりますので、投与開始日にかかわらず、難病医療費助成に申請・認定後、難病医療費助成を受けられます。
難病医療費助成制度(一般所得Ⅱの場合)

- ※ 「高額かつ長期」とは、指定難病にかかる月ごとの医療費総額が50,000円を超える月が年間6回以上ある方(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が10,000円を超える月が年間6回以上)が対象です。
- 難病情報センターホームページ(2026年9月現在)から引用、一部改変
難病情報センター. https://www.nanbyou.or.jp/
モデルケース4

4月から投与を開始したDさんの場合では、過去1年以内の症状が重症になりますので、「難病医療費助成制度」に申請を行い、利用することとなります。初年度の10月は「一般」の医療費助成が受けられます。

- *1 ステロイド治療依存性あるいは抵抗例で、治療しても臓器障害が残る(ご自身の状態が該当するかは、主治医の先生にご確認ください)。
- *2 医療費総額が月に33,330円超とは、70~74歳かつ高齢受給者証をお持ちで2割負担の患者さんの場合、窓口支払いが月に6,667円以上、3割負担では10,000円以上の方です。
計算例
初回投与から6ヵ月後の医療費:医療費総額10,485,912円*3の場合の負担上限額は、ひと月10,000円。
以降6ヵ月に1回投与。
【ユプリズナの薬価、用法及び用量】
薬価:100mg 10mL 1瓶349万5,304円(2026年9月現在)
用法及び用量:通常、成人には、イネビリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを初回、2週後に点滴静注し、その後、初回投与から6ヵ月後に、以降6ヵ月に1回の間隔で点滴静注する。

- *3 医療費総額は、保険適用される診察費用の総額(10割)ですが、計算例として医療費総額をユプリズナ1回投与分の薬剤費10,485,912円で負担上限額を算出しています。
- *4 投与例bのように投与開始日によっては月をまたぐこともありますが、過去1年以内の症状が重症になりますので、投与開始日にかかわらず、難病医療費助成に申請・認定後、難病医療費助成を受けられます。
難病医療費助成制度(一般所得Ⅰの場合)

- ※ 「高額かつ長期」とは、指定難病にかかる月ごとの医療費総額が50,000円を超える月が年間6回以上ある方(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が10,000円を超える月が年間6回以上)が対象です。
- 難病情報センターホームページ(2026年9月現在)から引用、一部改変
難病情報センター. https://www.nanbyou.or.jp/
