音声読み上げは▶をクリックしてください。
ユプリズナによる治療
ユプリズナによる治療を始めるにあたって
ユプリズナによる治療を受けることができない患者さんもいらっしゃいます。
監修:独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
臨床研究部長 新野 正明 先生
ユプリズナの治療を受けられない患者さんについて
下記のような方はユプリズナによる治療を受けることができません。
該当する方は、必ず主治医にお知らせください。
- 過去にユプリズナでアレルギー症状(過敏症)を起こしたことがある方

一度、強い過敏症を起こしたことのあるお薬やそれに似たお薬を使うと、再度、過敏症を起こす可能性が高く、場合によっては重度の症状を現すこともあります。
そのため、ユプリズナで過敏症を起こしたことのある方は、ユプリズナによる治療を受けることができません。
これまでにお薬によるアレルギーを経験したことがある場合は主治医にお知らせください。
また、下記のような方は治療前にお知らせください。
ユプリズナによる治療が適切かどうか主治医が判断する必要があります。
- 活動性B型肝炎の方、これまでにB型肝炎にかかったことがある方、B型肝炎ウイルスに感染している疑いがある方
- 風邪をひいている、せきや鼻水が出る、排尿時に痛みが増えるなど、感染症が疑われる症状がある方
- 妊娠中の方、妊娠する可能性のある方、授乳中の方
- 生ワクチンや弱毒生ワクチン[例:MR(麻しん風しん混合)ワクチンなど]接種をする予定の方または4週間以内に接種した方
- 不活化ワクチン(例:インフルエンザワクチンなど)接種をする予定の方
- 他のお薬[特に免疫抑制剤(体内の免疫反応を抑制する薬)やステロイド剤]を投与されている方